合同会社入谷のわき・A/T Harvest

Il y a Nowaki LLC.

初回製品の完成は7月20日を予定しています。

キモノケットは「結んで連鎖するデザイン」を目指します。

キモノケットの構想は当社の代表女将・三山が、現役のモデルだった頃からの思い

「お洒落でリラックスできるキモノローブが欲しい」からでした。

世界で活躍した彼女が、ファッションショーなどの楽屋でホテルの部屋で利用できて、
時にはそれにちょっとした工夫をするだけででパーティーへも出られちゃう、
キモノローブがあったらいいなというものです。

 

和文化発信をテーマにする入谷のわきでは、これを日本の2つの工芸を結びつけることで実現できないか?と考えました。
キモノの分野では竹久夢二などの絵でお馴染みの「大正ロマンキモノ・銘仙」は、洋服の普及でどんどんと無くなっていった工芸です。
しかし、現在ではそれを復活させようと多くの人々が活動しています。
そして、その反対に、とても元気な工芸といえば「今治タオル・ブランド」で
世界中に知られるようになった、今治のタオルメーカー。
これを組み合わせて、新しいキモノローブが作れないだろうか?
プロジェクトはここから始まりました。

 

しかし、「結ぶ」だけでは、何か物足りません。

そこで、プラスしたのは「連鎖すること」でした。

ひとつのデザインが、ユーザーの利用方法やビジネスの目的によって、連鎖して行くこと。

「結んで連鎖するデザイン」こそ、現代に求められているものではないでしょうか?
銘仙という織物の特徴を、タオルという織物で表現することができれば、
日本中の織物も表現できるはずです。
「結ぶ」ことで「連鎖」することが、可能になります。

しかし、これはけして「銘仙の代用」ではありません。むしろ「銘仙のPRとして」銘仙を知らない方々にもに興味を持ってもらう機会を作ることが目的です。

《立ちはだかる障壁》

銘仙は自由な柄、自由な色こそが特徴で「それを代表するデザインはない」とも言えるカテゴリーです。時代や産地によって、様々な柄があるのが特徴です。
大量生産によってコスト削減を目指して来たのが、タオル業界で、小ロットだとコスト高になる。先染めの糸で織る(銘仙は後染め)ため、使える色に限りがある。
そして、タオル地はかさばる。

 

《解決の工夫と弱点を特徴に変える》

カラフルな銘仙柄の表現を3色で行うために、補色の関係を用い、メリハリのある派手な色使いをしました。ただし、本来、銘仙は女性の着物ですが、Kimonoketは男性にも着てもらいたいので、シックな色も用いました。

そして、大柄を用いることで、それを強調します。

生地は、タオル地(パイル)ではなく、起毛させない「ガーゼ」を用いることにしました。
ガーゼは赤ちゃんの産着にも用いられる、肌に優しい素材ですから、Kimonoketにピッタリです。世界に1台しかない織機でできつ「三色三重織りガーゼ」にします。
世界中のどのタオル織り機でも「三色三重ガーゼ」は織れますが、私たちが求める複雑な織りが可能なのは、今治のメーカーだけなのです。


こうして企画されたKimonoketを、

2016年の冬に募集された「全日空 第1回 Creative Award」に応募しました。

このコンクールのテーマは「旅の常識を覆すもの」でした。
「キモノ」と「空の旅」と「リゾート」を結んだら、どのように連鎖する商品が生まれるか私たちはトライしました。

そして、Kimonoketは「全日空 第1回 Creative Award」を授賞。

さらに、ベスト3に選ばれました。

 

「結ぶ」に「空の旅」をプラスしたKimonoketは

《旅の準備》

〜キモノならではの折紙のようにピッチリコンパクトに畳める〜

《機内》

〜ちょっと肌寒い機内でブランケット代わりに使用〜

夜着のように、後ろ前に羽織ることで、肩までかけられて、両手が自由に使えます。

三重ガーゼは適度な通風と、湿度を保持してくれるため、感想からも守ります。
《リゾート》

〜ホテル、ビーチのローブとして〜
クーラーの効いた室内では保温と保湿に、太陽が降り注ぎ、風の吹くビーチやブールサイドでは遮熱と保温に役立ちます。

そして、付属のショールを帯にして巻くだけで、キモノの雰囲気が演出できるので、お買い物やレストランにも来ていけます。

 

2017年春、Creative Award受賞者を中心にした
「ANAクラウドファンディング WonderFLY」が行われ、

Kimonoketは1番のりで100%を達成

最終的に179%のご支援をいただき、製品化をおこなっております。

クラウドファンディングでは全日空の協力をいただき、ほぼ卸値価格で
リターンを用意いたしました。

早い段階で100%を達成したため、新たに2つの柄を追加しました。
これもひとつの「連鎖」です。

《パクチー柄》(左)は、世相を反映する銘仙の特徴を組み入れ、今、女性たちに大人気のパクチーを。それも、なかなか見る機会のないパクチーの花をモチーフにしました。

表は黄色ですが、裏は紫色です。

《亀甲崩しにドクロ柄》は男性向けに。裏は袖の下にちょっと見える、鰹縞になっています。どちらも、三色三重織りガーゼの特徴である、表と裏の違いを活かしたデザインです。

Kimonoketの特徴を活かした連鎖は、

《新たなキモノの活用》への連鎖。

キモノケットは「浴衣の羽織」として着られるようにデザインしてあります。

羽織があることで、ほんのちょっと格上げした気持ちで、浴衣で出かけられる機会を増やすことができます。また、ワンピースの上にKimonoketを羽織、帯を締めるとキモノの雰囲気が楽しますから、キモノを着てみたい人たちに、簡単に試してもらえます。

帯は、ショールやストールなどで代用ができます。

本物のキモノではないからこそ、着物のマナーを気にせず自由に楽しめるのがポイントです。

 

「地方と結ぶ」連鎖。

日本中の様々な織物を柄に取り込むことで、地方の特性をPRすることができます。
例えば、沖縄の「紅型(びんがた)」を取り込んだり、北海道の「アイヌ模様」を取り込んだり。
地域PRや、温泉旅館ホテルで、リラックスする時間を豊かに演出します。

よく使われる、安価な羽織にない高級感がポイントです。

「世界中と結ぶ」連鎖。

世界中の柄やデザインを取り組みくとで、日本と世界を結びます。
こちらも、よく使われる安価な羽織にない高級感がポイントです。

 

《使い方の活用》への連鎖。

前向きにも着られることから、クラウドファンディングの支援者様から「赤ちゃんの授乳に便利」「入院中の方に贈りたい」「養老院に居る母に贈りたい」というお話をいただきました。

どれも、一般にないお洒落、キモノの楽しみも得られる、
ガーゼ生地の肌に優しい特性に評価をいただいたものです。
また、素材は綿100%ですから、ご家庭の洗濯機で洗うことができるのも、高評価のポイントでした。

 

 

Kimonoketは「結んで連鎖するデザイン」の商品です。

 

 

2017年5月

現在、織りを指定する「紋紙デザイン」の進行中です。

6月には織りに入り、7月末には1回目の生産が完了する予定です。

 

生地は、プリントではなく「織り」です。《ダリア柄》は6種類のテクニックを使用してKimonoketのために織り上げる、高級感溢れるものです。その他の柄も、他では作れない独自の技術を駆使して織り上げます。軽く、柔らかく、保湿性に優れている点が特徴です。

 

 

Kimonoketのお取り扱い、オリジナル柄のご要望など、お問い合わせは>>>hello@nowaki.jp

2017年6月:試し織りをしました。組織(織り方)が複雑なので、試しに織ってもらいました。糸は別の色です。これがガーゼ? 織物? と目を疑うほどの出来ばえでした。すごいぞ今治!