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新宿歴史博物館に屛風絵巻き展示

四谷翔覽屛風絵巻
四谷翔覽屛風絵巻

2021年9月25日〜12月5日
新宿歴史博物館(https://www.regasu-shinjuku.or.jp/rekihaku/)にて、江戸後期の四谷から新宿、中野坂上の手前までの町を善養寺が描き再現した、屛風絵巻3作が展示されます。
四谷駅前の塩町(本塩町)の発掘結果や、新宿歴史博物館、新宿区、東京都が持つ、様々な史料を本に描かれました。
展示サイズはそれぞれ、429cmx150cm。データサイズは880cmx320cmと大きな作品です。

四谷翔覽屛風絵巻だけでも、建物は約400件、描かれた人は702人。人々がいて町はできあがっていますので、活き活きした町にするために、ひとりひとりの人生を想像しながら描いています。そして、町の中に13の妖怪と幽霊が!

成子淀橋十二社翔覽屛風絵巻
成子淀橋十二社翔覽屛風絵巻
内藤新宿翔覽屛風絵巻
四谷御門。現在のJR四ッ谷駅
四谷見附橋。現在のJR線のホームが走るお堀跡
塩町の町木戸番小屋。番小屋は雑貨や駄菓子も売るので、子供たちの集まる場所
手習所。一般に寺子屋と呼ばれる、読み書き算盤の学び方などを、浪人などが教える
中には妖怪も隠れています
湯屋(風呂屋)さんと床屋さんは、一町に1店あったとされます
塩町には寄席もありました
長屋の住人の名前や職業なども分かっているのが、四谷塩町の面白さ
四谷では群馬の足袋職人の息子が仇討ちをし、公式に認められた事件がありました
四谷と言えば四谷怪談ですね。怪談の元となった事件があったとされますが、お岩さんとは別人という説もあります
武家屋敷の裏戸とひと目を忍んで叩く男の子と、そっと顔を出す娘。堂々と逢えない当時の恋
武家屋敷の窓からは花を生ける少女も
大通りを行き交う馬を縫うように、貸し徳利を持って走る丁稚
スズメを叱るのは米屋の娘
四谷は竹問屋、材木問屋、炭薪問屋が多かった町です
新宿歴史博物館内に移築されている店・荒井屋さん